料理は実験

だからおもしろい。バーニャカウダのソースを作るときにんにくを牛乳に浸して臭みをとります。牛乳は臭みを吸収して役割を終えるわけですがなんかもったいないなあという気がしました。(ちょうど使ってた牛乳も、ブラウンスイスというおいしいお乳を出す牛のノンホモジナイズ牛乳でした)(ちょっと高級!ちょっとだけね)それを、サラダほうれんそうと一緒にスープにしたらものすごいにんにく臭!こんなに移るのかっていうくらい。サラダほうれんそうも、下茹でしないでそのまま煮たのでけっこうなえぐみ。すごいとがった味のスープになってしまいました。やってみないとわからないものですね。料理は実験。少しずつ条件を変えて何度もやってみる。統計をとって、素材のデータを揃えていく。ある程度データがまとまってはじめて組み合わせを考えられる。データの蓄積と感性が化学反応を起こしてその人の料理が生まれる。写真、お隣はにんじんソースのパスタ。これはすごくおいしくできたので、もう少し改良したらレシピご紹介させていただきます。

ヒナタノ食堂

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